猫引っ掻き病（バルトネラ症）
猫(特に子猫)や犬に引っかかれたり、噛まれたりした傷口からバルトネラ菌が体内に侵入し感染します。発生は7月から12月にかけてが多く、ノミが発生・増殖する時期と深い関わりがあるようです。猫引っ掻き病は日本ではあまり知られていなかったため、まだ報告件数は多くありませんが、アメリカでの患者数は年間約４万人にものぼると言われています。
猫引っ掻き病は数日から2週間ほどの潜伏期間の後、受傷した部分の丘疹や膿疱、発熱、疼痛と、数週間から数ヶ月続くリンパ節の腫脹があります。また、リンパ節腫脹の1〜3週間後に、突然の痙攣発作や意識障害で脳症を併発することもあるようです。
ネコやイヌの保菌状況は不明なので、飼育しているペットにも注意を注ぐ。
・ペットの爪は、常に短く切っておき過剰に興奮させ、ひっかかれたり咬まれたりしない。
・ノミの定期的な駆除・予防を行う
