4.1.3. ウイルス対策
ウイルスに感染してしまうと、自分のコンピュータが被害を受けるだけでなく、コンピュータの中から任意のメールアドレスを探し出して、そのメールアドレスに対してウイルスを自動的に配信してしまうことがあります。
■ウイルス対策ソフトの確認
情報セキュリティ対策のためには、ウイルス対策ソフトの導入は必須で、導入後には、常に最新のウイルス検知用データに更新しなければなりません。
ウイルス検知用データが古いままでは、新しいウイルスに感染してしまう危険性があります。
一般的なウイルス対策ソフトでは、購入後1年ごとに、ウイルス検知用データをダウンロードするための契約を更新するようになっています。
最初からコンピュータにインストールされているウイルス対策ソフトの場合には、試用期間が3ヶ月間程度しかありませんので、試用期間経過後には新規にウイルス対策ソフトを購入しなければなりません。
自分のコンピュータのウイルス対策ソフトがどのような使用条件になっているかを確認しウイルス対策ソフトのメーカーに問い合わせてください。
■ウイルス対策ソフトの機能
・受信する電子メールやフロッピーディスク、CD-ROMなど外部からのウイルスの侵入を防ぎます。
・送信する電子メールなど、コンピュータの外部に出て行くウイルスのチェックしてくれます。
・ウイルスに感染した場合には、駆除したり、感染したファイルを修復したりします。
・ウイルス対策ソフトの付加機能として、ファイアウォール機能が備わっている場合は、コンピュータに登録している情報が盗まれるのを防いだり、外部からコンピュータを操作され たりすることを防ぎます。
ウイルス対策は、コンピュータにおける情報セキュリティのもっとも大切な対策のひとつです。最近のウイルスは、電子メールやホームページを見ただけで感染するウイルスばかりではなく、勝手にインターネットやネットワークを通じて感染するワーム型というタイプのウイルスも出現してきています。
■悪意のあるホームページ
インターネットは、世界中のホームページを閲覧することができますが、中にはいたずらや情報収集を目的としたものもありこのような悪意のあるホームページを閲覧すると、使用しているコンピュータシステムが破壊されたり、ウイルスに感染したりすることがあります。
不特殊なプログラムが埋め込まれたホームページでは、コンピュータに格納されている情報やファイルが盗み出されてしまうものもあります。
ホームページによっては、Cookieを利用して、閲覧時に入力した情報をWebブラウザに保管させることがありますが、Webブラウザで保管されているCookieの中には、パスワードやクレジットカード番号など、重要な個人情報が含まれることもあります。
使用しているWebブラウザのメーカーのホームページなどを見て、Cookieの適切な取り扱い方法や、Webブラウザの設定変更の方法について調べてみましょう。
特定多数のユーザが利用する電子掲示板では、いやがらせのためにこのような動作をするホームページへのリンクを貼り付ける場合があります。むやみにリンクへのクリックをせずに慎重に利用してください。
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