【インターネットを安全に使うために】

4.1.1. 個人情報の取り扱いとプライバシーの保護

インターネットは不特定多数の人が利用しているため、個人情報の取り扱いには特に慎重にならなければなりません。

電子掲示板やホームページには、氏名や住所、電話番号やメールアドレスなどの個人情報はできるだけ掲載しないようにしましょう。家族や知人の個人情報も同様です。

アンケートなどの場合には、アンケートを実施している会社や組織を確認して、ホームページ上に記載されている個人情報の取り扱い規定をよく読んでから登録するようにしましょう。

インターネットで知り合った人には、むやみに氏名や住所、電話番号、メールアドレスを教えないようにしましょう。どうしても連絡先を教える必要がある場合には、メールアドレスだけにすべきでしょう。

また電子掲示板に写真を公開しただけであっても、他のユーザによって別の電子掲示板に転載されてしまえば、そのデータを消去することは現実的に不可能になってしまいます。このような行為は、その人に精神的苦痛を与えることがあり、その結果、プライバシーや肖像権の侵害、名誉毀損等によって訴えられることもあります。

本人に断りなく、個人の氏名や住所、写真、私生活上の事実や秘密など、プライバシーに関わる情報を公開してしまうと、取り返しのつかない事態を引き起こすことがあります。