2.13. ウイルス
他人のコンピュータに勝手に入り込んで悪さをするプログラムです。
画面表示をでたらめにしたり、無意味な単語を表示したり、ディスクに保存されているファイルを破壊したりします。
他人から借りたフロッピーディスクなどが感染源でしたが最近ではインターネット利用者の増加や常時接続回線が普及してきたことでe-mailやインターネットから感染するのが増えています。
そして、何より危険なのは、「ウイルス」という名前のように、自己増殖するための仕組みを持っていることです。
最近ではコンピュータに登録されている電子メールのアドレス帳や過去の電子メールの送受信の履歴を利用して、自動的にウイルス付きの電子メールを送信するなど、世界中にウイルスが蔓延する大きな原因となっています。
ウイルスに感染しないようにするためには、ウイルス対策ソフトを導入し常に最新のウイルスに対応できるように、インターネットなどでウイルス検知用データを更新しておくことが必要です。
(参考)
コンピュータウイルスの定義
第三者のプログラムやデータベースに対して意図的に何らかの被害を及ぼすように作られたプログラムであり、次の機能を一つ以上有するもの。
(1)自己伝染機能
自らの機能によって他のプログラムに自らをコピーし又はシステム機能を利用して自らを他のシステムにコピーすることにより、他のシステムに伝染する機能
(2)潜伏機能
発病するための特定時刻、一定時間、処理回数等の条件を記憶させて、条件が満たされるまで症状を出さない機能
(3)発病機能
プログラムやデータ等のファイルの破壊を行ったり、コンピュータに異常な動作をさせる等の機能
「コンピュータウイルス対策基準」 1990年4月10日 通商産業省
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