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ブランドを訪ねて、

イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)は1936年8月1日、アルジェリアのオランに生まれ、弱冠17歳の時にIWS主催のデザインコンクールでカクテルドレスを発表し、最優秀賞を受賞しました。

翌年、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)のメゾンに入店、1957年ディオールの死去に伴い、21歳で後継デザイナーに就任その後1962年にオートクチュールメゾン「イヴ・サンローラン」をオープンしました。

バレンシアガ(スペイン人のクリストバル・バレンシアガによって設立されたファッションブランド)を意識したエレガントでシックな作品、また、ピエール・ベルジェと共にシースルー、サファリルック、モンドリアンルック、スモーキング、パンタロン等、60年代を代表する新しいエレガンスのスタイルを発表しました。

サンローラン本人が「私はいつも、ドヌーヴをイメージしてデザインしている」と言うように、60年代後半まではカトリーヌ・ドヌーヴがマスコット的存在だった様です。

1963年、デザイナー、カサンドラ(A.M. Cassandre)はY、S、Lを華麗に組み合わせたロゴを誕生させた。

66年、プレタポルテ「イヴ・サンローラン リヴ・ゴーシュ(Yves Saint Laurent rive gauche)」のブティックをパリにオープン。

85年、レジヨン・ドヌール勲章を93年にはデ・ドール賞を受賞。日本では2001年、表参道にイヴ・サンローラン リヴ・ゴーシュのショップをオープンした。 卓越した技術と多大なる存在感で多くのデザイナーに影響を与え、「モードの帝王」と称される。

イヴ・サンローラン社がグッチ(GUCCI)社に買収されたのを受け、2001 S/S よりイヴ・サンローラン リヴ・ゴーシュのデザイナーにトム・フォード(Tom FORD)が就任。

デザイナー交代の噂が立ち上がったとき、実はオートクチュールのデザイナーもトム・フォードに代わるという話もあったようだが、オートクチュールだけはイヴ・サンローランに続けさせ、プレタポルテ部門をトム・フォードにやらせることとなった。

2002年、イヴ・サンローランの引退に伴う、クチュール部門閉鎖はイヴ・サンローランの前にも後にも「イヴ・サンローラン」は語らせないということの様であった。

2003年、エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)社とコラボレートし、メンズフレグランス「エッセンツァ・ディ・ゼニア(Essenza di Zegna)」を発表。

2007年6月、新ブランド「エディション24(Edition 24)」を発表し従来のサンローランのベストセラーやアイコンアイテムを、現代女性向けに再編集したものとなっている。

2007年12月6日、イヴ・サンローランはフランス大統領府(当時サルコジ大統領)よりレジョン・ドノール勲章を授与される。

2008年6月1日、イヴ・サンローラン死去。

イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)

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