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ブランドを訪ねて、

フェンディ(FENDI)は、イタリアを代表する世界的ファッションブランド。「F」を組み合わせた「ダブルFモノグラム」がよく知られている。

ルネサンス時代から引き継いだ、イタリアならではの職人気質を守っているフェンディ・ファミリー。フェンディの歴史は1925年にエドアルド&アデーレ・フェンディ夫妻が、ローマに革製品と毛皮を扱う小さなお店をオープンしたところから始まりました。

当時アメリカでは、毛皮が大ブレイク中だったため、フェンディはアメリカに向けてクオリティの高い毛皮のコートを発表し一躍名を広めました。

1946年、ピアーヴェ通りに店をオープン。創始者の娘、フェンディ家の五人姉妹パオラ、アンナ、フランカ、カルラ(現社長)、アルダの才知と手腕によって、店は発展しました。その後アデーレの5人の娘たちに経営が移行され、オートクチュール毛皮で得た名声をプレタポルテとして提供し、よりモード的に変化していきました。

1965年に「モード界の帝王」とその名を轟かせた、シャネルのデザイナーのカール・ラガーフェルドを毛皮のデザイナーに迎え、それまで試されたことのなかった、織り込み、重ね込み、エナメル加工、ステッチ使いなどさまざまな技法を駆使しクラシックな毛皮のイメージを一新してクリエイティブで機能的な革新的なデザインに変えました。

1977年には毛皮や革製品にコート、ジャケットなど幅広いアイテムが加わり、本格的なプレタポルテをスタート。ラガーフェルドが発表した初のコレクションは、ニューヨークの有名百貨店「ヘンリ・ベンデル」がすべてを買い占めたといわれています。

1980年、既存のダブルF柄に、幅広のストライプ柄ぺカンを新たに加える。この頃から若者の層にフェンディは大変浸透していったといわれています。

1985年にはローマ現代美術館においてフェンディ60周年およびカール・ラガーフェルドとのコラボレーション20周年を記念した展覧会を開催。また同年、フェンディ初の香水が発表されました。

1997年にはフェンディ家の3代目にあたるスタイルオフィス・ディレクター、シルビア・ベントゥリーニのデザインにより、バッグのバゲットシリーズがデビューして、世界中で大ブレイクしました。バゲットの由来はフランスパンを小わきに抱えているかのように持ち歩くことから名づけられ、このバッグはクロコダイルやファーなど約600種類のバリエーションを作成、現在に至るまで世界で約40万個が販売されたといわれています。

バッグの「セレリア」は創業者アデーレとエドアルド・フェンディが趣味の乗馬からインスピレーションを得て誕生しました。セレリア・ラインは、ローマの伝統的な馬具に使用される貴重な革「キュリオ・フィオレ」を使用し、特徴的な、持ち手やへり部分のステッチも含め、全工程が専門の職人の手作業でなされています。

フェンディはジュエリー・腕時計 、眼鏡 、バック以外の小物や、ハンカチ、タオル、 香水・フレグランスと幅広くすぐ売れてしまうと言うことで、目が離せないブランドといわれます。

フェンディ(fendi)

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