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ブランドを訪ねて、

アンテプリマは1993年、荻野いづみを中心にバッグとシューズのブランドとして誕生しました。

アンテプリマは、荻野いづみの夫、荻野正明が経営するフェニックスグループが母体で、フェニックスグループはプラダとアジアでの販売代理店契約をかわしていた時期もあり、「デビュー前」を意味する「アンテプリマ」ブランドのスタートにはプラダが協力している。

フェニックスグループは香港を拠点とした会社で、ニット製品を中心に中国、ベトナムに工場を持っている。荻野夫婦は現在イタリアに住居を構え活動をしているが、この世界的なネットワークと生産体制がアンテプリマの強みとなっているようです。

アンテプリマは当初、バッグを中心としたブランドだったが、現在ではアクセサリー、靴、服などトータルでレディースコレクションを展開している。荻野いづみがチーフデザイナーとしてアンテプリマのすべての部門の統括をしています。

アンテプリマのコンセプトは「Simple & Sophisticated…yet Sexy:大人の女性の遊び心を深く追求」・・・・・上質な生地と基盤でディテールにこだわる。

95年からは活動拠点をミラノに移し、98年には、日本人女性として初めてミラノコレクションに正式に参加した。以後は、ミラノコレクションで作品を発表している。2002年、青山に旗艦店オープンしこれに合わせ、日本でもショーを開催した。

98年に発売した透明な塩化ビニールの中にキラキラと輝くシートなどを挟み込み、熱裁断で細いひもにして編んだ「ワイヤーバッグ」は人気を集め、このバッグを中心に扱うショップ「plastiq(プラスティーク)」を展開している。代官山の直営店では、好きなアルファベットや数字をラインストーンで入れることもできる。

光をちりばめたような輝き、シルバーやゴールド、ピンクなどカラーも多彩で、中に挟むシートの素材や編み方を変えたさまざまなデザインが豊富なこと、手編みなので伸縮性がある等好評である。人気のワイヤーバッグはこれまで200以上のスタイル、50以上のカラーのものを発表してきている。

日本での販売会社は、フェニックスグループの全額出資企業であるサイド・フェーム・ジャパン。今後、子供服も展開する予定である。

アンテプリマ(anteprima)

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